2024/01/25
オールドじゃない5001C
72年~81年まで製造されたのがオールドの5001Cで
これは86年に復刻したモデル。
これまでの5001Cと大きく違う特徴は
カップがナベ型でリムにステッカーが貼ってある。
カップのダイヤルが付いている面はクレストマーク以外何の刻印もステッカーもない。
真横から見るとのっぺらぼうな感じ。
この先リムのステッカーが剥がれてしまうと他の釣り人に
「それ、何のリール?」
とか聞かれてしまうのだろうか。
前期と後期の2種類が存在
今回のモデルのフットナンバー「86-0 89-90」
86年復刻版の5001Cのナンバーには先頭に必ず86と書いてあります。
なのでその後ろに来るのが製造年だと思われます。
89-90は後期モデルでカップのクレストマークが小さい。
しかもゴールド。
よりシンプルな(さびしい)見た目です
これに対して
前期のモデルは私が確認した中で86-87、87-88。
クレストマークが大きくてシルバーなので見分けがつきます。
箱、付属品、取説等
こちらが外箱。
なんと、他のアンバサダーの箱より一回り小さい!
付属品はこんな感じです。
思えばポーチ(布袋)が入っていなかった。
使用説明書が箱のサイズと合ってないため仕舞うときに必然的に折れてしまう。
画像にある通りオリムピック時代の製品で、89-90年製造ならマミヤ・オーピー(92年)になるちょっと前のモノです。
細かいところだけど、
昔のユーザーカード(画像上)はプラスチックでキラキラしててカッコいいけど、現在はただの厚紙になってしまいちょっと悲しい。
現行品は5601CAのファクトリーチューンでさえ厚紙になっている。
これはパーツリスト。
説明書の誤字脱字もなんだか味がある。
クラシックタイプなのに軽い
273g
普通クラシックタイプのアブリールって365gとかあるイメージで、ちょっとした鈍器みたいな重さなんですけどこの5001Cは軽い。
パーミングカップのC4より軽いのはうれしい。
かなり実用的な重さだと言えます。
修理した箇所
古いリールを買った以上、不具合や修理は覚悟しなくていけない。
今回の5001Cはおおむね状態や動作は問題なかったのですが・・・。
左のメインギアのあたりを分解してみると
ドラグワッシャーを抑える金属の部品のサビサビでした。幸い割と厚みのある部品なので錆びを落としていきます。
はじめはサビ落とし液を塗ってみましたが、思ったより重症だったので削りました。
サンドペーパーで水研ぎをし、
またサビ落とし液を塗って、それでも落ちないのは電動リューターでけずりました。
最終的にこんな感じになりました。
サビは全部落とせましたが、ちょっと跡が残っているのはサビが深く進行していた部分です。
早く実釣で使いたい!
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