或る会社員の現実（リアル）

金曜日の仕事が終わって家に帰宅、

食事をとって布団になだれ込むように入った。

私にとって花金とはいつもより長めに寝ていられるくらいの意味しかない。

朝、目が覚めると時計は８：００。

寝ぼけていて「会社に遅刻する」と焦ったが今日は土曜日だった。

そういえば、先週の土曜も同じ目覚め方をしたっけな。

本来であれば土曜は休日だし、事務所も閉まっているけれど、

営業という職業柄、午後いっぱい仕事の予定が入っていた。

午後から仕事があるってことは結局午前中から会社に行っている。

コロナウイルス？テレワークや休日の外出自粛？

マスクを常につけるようになった以外は自分の働く環境に影響はない。

それでも、休日に仕事してるだけでちょっと休みっぽい気分でハイになってるところがいかにも自分は会社員って感じがする。

「休日出勤は偉いことでも何でもない。」

「大事なのはその仕事が自分の給料になるかどうかしかない。」

って堂々と言えるようになりたい。

顧客と電話をしていて日程の打合せをするため

ふと、カレンダーを見ていた。

今日で自分は３０になったことに気付いた。

誕生日が嬉しい日だったのは

果たしてどれくらい前のことだろうか。

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