ならず者青年漂流記

差し詰め元ニートの手記

不気味な名作、SFアニメ「ファンタスティックプラネット」

time 2020/03/02

不気味な名作、SFアニメ「ファンタスティックプラネット」

1973年制作のSFアニメ映画「ファンタスティックプラネット」を見た。

物語のあらすじはドラーグ族という人間を掌に載せられるくらいデカい巨人のすむ惑星が舞台。そこにはオム族(見た目は人間)という種族もいて、ドラーグ族の子供に飼われたり、野生のオム族は有害だとして季節ごとにドラーグ族に駆除されたりしている世界のお話。

物語の主人公はドラーグ族の子供に母親を殺されてしまったテールという少年でドラーグ族の女の子のティバに拾われてペットにされてしまいます。

巨人に支配される人間という設定はのちに生まれる様々作品に影響を与えたことは想像に難くありません。

作画やキャラクターの不気味さだけを楽しむ映画ではなく、ストーリーも楽しめる作品です。

地球では生物の中で人間が一番力を持っているけれど、ファンタスティックプラネットでは違う。人間(オム族)の上にドラーグ族がいる。現代における人間という生き物をこの映画に出てくるドラーグ族を通して客観的に考えさせられる作品です。

ちなみに本作を知ったきっかけとしては偶然、TABOO1の禁断の惑星のPVを見ていて元ネタであるファンタスティックプラネットにたどり着きました。

映画自体はAmazonプライムビデオだとWOWOWに登録する必要があるので、自分はU-NEXTで公開されている字幕版を見ました。

映画の公開からもうそろそろ50年が経とうとしているけれど今見ても十分楽しめる映画です。時間も70分ちょっとと短いので見やすい作品です。

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D.A(だ)

D.A(だ)

現職は会社員兼レトロゲーム収集家。趣味はアクアリウムとフィッシング。2020年1月はてなブログより移籍。

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